フリクションボールノックゾーンは、一定の温度になると透明になるインキが使われているボールペンです。本体にラバーが付いていて、それで擦ることで摩擦熱で筆記した部分を消すことが可能です。しかも一度消したところに、何度も繰り返し書くこともできます。しっかりとインキが乾いてから、ラバーで擦ることできれいに消すことができますが、インキが乾く前に擦ってしまうと綺麗に消せないことがある点には注意をしておきたいところです。
従来のボールペンと異なり書き直しをすることができるフリクションボールノックゾーンは、いつでも修正出来るという気持ちからボールペンであっても鉛筆のように気軽に筆記が出来るというメリットがあります。ただし消えてしまったら困るところには使用するのは避けるべきなので、郵便物の宛名書きには使用することは避けます。というのもラバーで擦らなくても、一定温度に達してしまったらフリクションボールノックゾーンで書いた文字は消えてしまうからです。例えば直射日光が当たる車の中や、コピー機の中などの熱で文字が薄れてしまうことも考えられます。
フリクションボールノックゾーンはペン先の太さが0.5ミリのものと0.7ミリのものがあります。0.5ミリのものは極細タイプに分類されるので、細かく筆記をしたい場合に向いているといえるでしょう。小さな手帳に書き込むときにもこのくらいの太さなら、快適に使うことができるはずです。